本の数=子供の読解力?

 

タブレットやスマホから無料でダウンロードできるアプリが増え、気づいたら子供が何時間もゲームをしていたなんてことはありませんか?
「今まさにそんな状況!」という方、ご自宅には本が何冊ありますか?というのも、自宅にある本の数が、親の収入や学歴よりも子供の読解力に影響を与えるという調査結果が出ているのです。

 

でも、いきなり子供に本をたくさん読ませようとしても簡単にはいかないものです。そんな時は、まず読み聞かせから始めることをおすすめします。たとえ簡単な本でも、読み聞かせにより子供の聴解力、語彙力が上がり、想像力も豊かになることがわかっているのです。
また、なかなか子供に本を読んであげる時間が確保できないという方は、オーディオブックに頼るのも手です。特に、読書に抵抗がある子にはオーディオブックが向いています。ただ聴いているだけで効果があるのかと思う方もいるかもしれませんが、絵を描いたり色を塗ったりしながらでも子供はしっかりと聴き取り、学んでいるのです。

 

本への抵抗力や違和感がなくなってきたら、今度は子供が自力で本を読む番です。「自分で本が読める!」と自信をつかせるには、一度親が読み聞かせをしてから子供に同じように音読させるのがポイントです。同じ本を何度も読むことは聴解力アップと読解力アップにもつながりますよ。

 

徐々に本を読む量が増えてきたら、子供が好きそうな少し長めの本を用意し、その一部だけを読み聞かせます。続きが気になって、残りを自力で読もうとしてくれるはずです。そして読んだ本について話す時間を作りましょう。本の感想を口に出したり書いたりすることは、語彙力・文章力を向上させるだけでなく、自分の意見を発信する訓練にもなります。

 

また、子は親の姿をみて自然と学びます。親がスマホを触ってばかりいるのと、本を読んでいるのとでは、どちらが子供に良い影響を与えるかは歴然ですよね。この機会にお子さんと一緒に本に触れる時間を増やしてみてはいかがですか?

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