お子さんがバイリンガルに育つための要素とは?

1つの言語を完璧に身につけてから2つ目の言語を学ばせた方がいいのか。そもそも子供は一度に複数の言語を学ぶことができるのか。お子さんに外国語を学ばせている親御さんは、少なからずこうした疑問を抱いているでしょう。しかしこれらに対する一辺倒な答えはなく、生活環境や取り巻く言語状況によって様々というのが最善の答えでしょう。お子さんがバイリンガルに育つかどうかは、実に多岐に渡る要素が関わっているのです。

1.住んでいる国
当然のことながら、その土地で話される言語は、学校生活や人付き合いの中でお子さんの中に根付いていきます。国によっては、ひとつと言わず複数の言語を習得できる可能性さえあります。例えば、ヨーロッパ圏では公用語である英語はもちろんのこと、言語体系や分法が英語と似ているスペイン語の習得も期待できます。学校でも、こうした第二言語の授業に力を入れていたりします。

2.親がバイリンガルかどうか
住んでいる国以上に子供に影響を与えるのは、親がバイリンガルかどうかという点です。どちらかの親が意識して子供に外国語で話しかけることができるのなら、その子のバイリンガルへの道も険しくはないでしょう。しかし残念ながら、日本人の多くは未だバイリンガルと呼ぶには乏しい語学力しかありません。こうした場合、お金はかかりますがインターナショナルスクールに子供を通わせたり、バイリンガルのシッターさんを雇ったりなどといった方法をとるのが代替策となるでしょう。

3.日頃いくつの言語と接しているか
見聞きする数だけ言語が確実に習得できるかと言うと、そうとも限りません。なぜなら、言語習得においては、その接触時間と頻度が重要だからです。一度にあまり多くの言語を習得させようとすると、逆に各言語に触れる時間は減ってしまうため、それらを流暢に話すことのできるレベルまで到達するためにはかなりの時間を要する可能性があります。残念ながら、日本に帰国する時にはどの言語も中途半端にしか話せないということもあり得ます。

今お子さんがおかれた環境では、いくつの言語を学ぶことができそうですか?またそれらの言語をご両親が発信されるのか、どなたかの力を借りるのか?お子さんをバイリンガルに育てるために、一度広い視野で幅広く選択肢を考えてみてもいいかもしれませんね。