言語習得の黄金期は18歳まで?

子供が英語学習を始めるのは、早ければ早い方がいいとは良く聞きますよね。実際のところ何歳までに英語を始めれば、バイリンガルの子を育てることができるのでしょうか?イギリスのBBCニュースは、その答えを出すべく67万人を対象に調査を行いました。
結果、他言語の文法を理解し使いこなす能力は、幼少期から10代までに黄金期を迎え、それ以後は停滞するのみということが分かったそうです。中でも、18歳までの言語習得を目指すのが好ましいという結論に至りました。
 
なぜ18歳までなのでしょうか。研究者の間では、成人を自覚する18歳頃には、脳が変化をためらい、適応能力を失うようになるからだと指摘する声が少なからずあります。一方で、アメリカのマサチューセッツ工科大学で脳科学を専門とする教授は、18歳になる際の環境変化にも一因があるのではないかと言います。18歳というとちょうど高校を卒業し、大学進学や就職といった大きな変化を迎える時期でもあり、集中して言語学習に取り組むのが難しくなってしまうことが背景にあると言うのです。
 
では、18歳を超えてから外国語を勉強するのは全くの無駄かというと、そういう訳でもないようです。実際、ヨーク大学の教授陣のようにこの調査結果自体に疑問を持つ研究者もいます。彼ら曰く、人は一般的に20代に入ると言語習得能力が停滞する傾向は見られるものの、人類全般にあてはまることではないとのこと。また、彼らはあくまでもこの調査で調べたのは「文法を理解し使いこなす能力」に限定されることを強調しました。
たとえ文法を完璧にマスターしていなかったとしても、語彙力やコミュニケーション力を駆使すれば、十分に英語でコミュニケーションをとることができるのです。
 
”Age is Just a number.” 年齢に関係なく、好奇心をもって新しい言葉の世界に飛び込むチャレンジ精神をもっていたいものですね。