こんにちは!ホームリンガルティーチャーのマコです!
今回は私が小学3年生から中学卒業まで通っていたスペインのインターナショナルスクールについて紹介したいと思います。今思い返してみれば、スペインの現地校とも日本のインターナショナルスクールとも異なる、特殊な学校でした。
[学校について]
通っていたインターナショナルスクールは幼小中高一貫校で、一学年40人ほどでした。生徒の多数がスペイン人で、アジア系の生徒は私の妹弟3人を除くと5人しかいませんでした。そのため、授業は国語(スペイン語)以外すべて英語で行われていましたが、スペイン語で話すことのほうが多かったと思います(笑)。
話を分かりやすくするために小中高で分けていますが、通っていた学校ではイギリスのYear制度(Year2=小学1年生)を使用していました。
私が最もこの学校の特徴だと感じたのはハウス制度です。ハリーポッターを見たことはある人はご存じかと思いますが、私の学校の生徒全員はグリフィンドール(Fire)やスリザリン(Earth)など4つのハウスに分けられていました。そのハウスで体育祭を行うのはもちろん、普段の授業でもテストで高得点を取るとポイントをもらえるなど、生徒のモチベーションを高める工夫がされていました。
また、先輩後輩の概念はなく「学校の生徒全員友達」という状況でしたが、同じハウスの上級生徒には宿題を手伝ってもらったり、相談に乗ってもらうなど、特に仲が深まっていました。
[小学校]
当時スペイン語も英語もあまり話すことが出来なかった私は同級生が理科、歴史、地理を受けている間に英語、スペイン語、算数を少人数クラスで学んでいました。スペイン語以外はほとんどマンツーマンでの状態でより勉強に集中できたため、小学5年生の時に同級生と同じクラスで受けることが出来ました(スペイン語に関しては中学1年生から)。
個人的にはスペイン語の方が話せていたのですが、クラスメートは私が英語しかしゃべれないのだろうと思い込んでいたらしくよく英語で話しかけてきていました。
[中学校]
この時点で同級生と同じ時間割で授業を受けることになった私には第三言語(フランス語、ドイツ語、中国語)が科目として追加されました。同級生は小学5年生から第3言語を始めていましたが、私は英語の特別授業を受けていたため、中学生からスタートしました。そこで私は、同級生と比べると二年ほどの遅れをとっていたこともあり、スペイン語に似ているフランス語を選びました。スペインでは公立の学校でも多くのところが第三言語を教えます。主にフランス語が多く、場所によってはカタルーニャ語を教えるところもあります。
余談ではありますが、この時、語学を学ぶコツをつかんでいたのですぐにフランス語を吸収することが出来ました。そのため、家族旅行でフランスに行くときは道を尋ねることや、カフェで注文することなどを任されていました。
[最後に]
スペインのインターナショナルスクールでの体験談いかがでしたでしょうか。初めは、言葉が通じない学校へお子さんを通わせることに戸惑いを感じることもあると思います。しかし、幼い時こそ新しい環境へ慣れるのが早いと思います!私も学校での思い出は今でも大切な宝物です。