私のユニークな家庭

 

こんにちは、ホームリンガルティーチャーのひなです。

 

私は、パキスタン人のお父さんと北中国人のお母さんを持つハーフで幼少期から日本をベースにいろいろな国で生活、文化を経験してきました。そんな私のユニークな家庭を少しだけ紹介します!

 

 

父は、イスラム圏の人なので家庭では主に豚肉、アルコールは禁止です。六月には、ラマダーンと呼ばれる断食を一か月間します。太陽が下りるまでは唾も飲むことが出来ないのです。私も何回か父を喜ばせるため、ダイエット目的で挑戦しましたが、意志が弱く一日で断念しました。母はラマダーンをすることは今でも反対なので、私と弟が時々する程度です。そのラマダーンが終わるとお祝いをします。パキスタンでは、生きたヤギ、牛を買ってきてみんなで「神様ありがとう!」とお祈りをしながら、みんなで首を切ります。(かなり残酷ですが。(笑))私もパキスタンで、自分が名前も付けて大切に育てていた羊をある日食べ物にされてしまいました。(笑)その切った動物をご近所や、お金のない人に分けたりもします。パキスタンは基本的に大家族で生活をし、家族を大切にする素敵な文化があります。毎週、日本でお父さんはBBQPartyを開いています。父のつくるタンドリーチキンは世界一です。私の大好物の一つです。

 

 

続いては、北中国人である母についてです。中国はとても広いため、北と南では、性格や文化、食べ物、見た目が全く違います。北の人の主食はパン、面類です。性格は、私の母のように、明るく、声が大きく、強い人が多いように思えます。反対に、南は日本と同じように米を主食とし、身長が小さく、やさしくて控えめな方が多いそうです。北の男性は男らしく、南の女性は女性らしさがあるためモテると言われています。母の故郷は北中国のハルビンというところです。私は、中国の経済や食に興味があり、また母の家族ともっと交流をもちたいという思いから2019年に一年間、北京留学をしました。その際、中国人に母がハルビン出身ということを伝えると、皆さん驚き、感心しているように見えたので、その理由を聞いてみました。ハルビンは身長が高く、美人でNICEBODYの人が多いことで有名だそうです。なんだかうれしい発見でした!

 

皆さんは、中国にあまり良くないイメージを持っている方もいらっしゃると思いますが、個人的に中国が一番好きです。日本に勝ってしまいました。(笑)中国は、現在ITが飛躍的に進歩しており、支払いは全てWeChat Pay(日本LINEのようなもの)です。インターネットのほうが安く購入ができ、便利でとても住みやすいと感じました。また、温かい人が多く、仲良くなると家族のように接してくれます。そのため中国が大好きになりました。

 

私の母も気が強いですが、とても家族思いの温かい人で私は尊敬しています。母は様々なことを教えてくれましたが、印象に残っているのが「餃子を作れない女は、結婚できないよ。」という言葉です。おそらく家事が出来ない女は結婚できないと伝えたかったのかもしれません。そんなことはないだろうと思っていましたが、今大人になって徐々にわかってきました。今では水餃子が得意料理です。

 

 

このように、国も文化も違う両親で、毎日のように喧嘩をしても一緒にいることが不思議ですが、この愛のあるユニークな家庭がとても大好きです。

 

 

 

 

 

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