こんにちは!ホームリンガルティーチャーのマコです!
今回は私が小学校3年から中学卒業までを過ごしたスペインについて紹介したいと思います。スペインには数多くの世界遺産があり、日本からの観光者も少なくありません。フラメンコ、パエリア、サグラダファミリアなど日本とかけ離れている文化で有名なスペインですが、そこでどのような毎日を過ごしていたのかをお話していきます!
[場所]
スペインのムルシア州というところに家族5人で住んでいました。しかし、田舎町だったと言う事もあり、州の中心部に住んでいても日本人は当時20人ほどしか在住していませんでした。
[勉強]
スペインのインターナショナルスクールに通っていました。授業は「スペインの国語」を除いてはすべてが英語で行われていましたが、生徒の約90%がスペイン人だったこともありスペイン語で会話することが当たり前でした。しかし、私は英語もスペイン語も話せなかったため、小学3年生から4年生までの間は少人数レッスンの形で英語、スペイン語、算数を学びました。中にはイタリア人やオランダ人の生徒もいましたが、誰も英語・スペイン語を話せないので、ジェスチャーで会話していました。
小学5年になるころにはスペイン語も英語も習得しており、妹と弟とはスペイン語で話し、両親とは日本語で会話するといった不思議な生活になっていました。特に4歳でスペインに移った弟が日本語を忘れるのではと両親は心配していたので、唯一日本語で視聴できた「ドラえもん」をスペイン語で見るようになったときは度肝を抜かれたそうです(笑)。そのような経緯もあり、両親は私たち3人に日本の教科書の音読、漢字の読み書きを練習させていました。
[日常]
ムルシアはスペインの中でも特に農産物の生産量が高く、採りたての野菜やフルーツを簡単に仕入れることが出来ます。その売り場として有名なのが “Mercado”(市場)です。週に一度ほど、道路を閉鎖してたくさんのお店(農家だけではなく、洋服、家具、靴など様々)が並び、格安で品物を提供しています。
夏休みは日本よりも長く、多くの人が海の近くの別荘を借りゆったり過ごしています。家族で魚介のパエリアを何度も食べに行ったのを覚えています。
[旅行]
国内旅行ではアルハンブラ宮殿やサグラダファミリアなど数多くの世界文化遺産を見学しました。また、国内外でも数えきれないほどの美術館を見学し芸術や歴史に興味を持つようになりました。フランスやドイツも頻繁に訪れていて、徐々に旅行に必要なフレーズを覚えるほどになりました。
[最後に]
スペインでの経験談楽しんでいただけたでしょうか。新しい文化に初めは戸惑いを感じることもあると思いますが、その新しい文化がお子さんにとって良い刺激になるはずです!私にとってスペインでの生活はかけがえのないもので、今でも当時の友人たちとは連絡を取り合っています。